スパロボ未参戦作品 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ

ギガンティック・フォーミュラは2007年放送の作品で、名作になれそうだった佳作だというのが個人的感想。

名作になれなかった理由は、2000年代のアニメによく見られた、キャラクターの心理描写に比重が大きい作風にあったと思う。

ロボットバトルの前に、必ず敵チームの手の内を観察するシーンが入るけど、ロボットバトルアニメでありながらこのパターンが多い。

2000年代の人気作品は、シンプルに画として秀逸で魅力的な作品が評価されたと思う。

具体的には主人公の能力や、洗練された戦略で状況が一気に変わったりするような作品が流行ったと思う。それを前提とすると、この作品はもう少し攻めた内容でもよかったと思う。

メカデザインが有名デザイナーに依頼されて作られていて、1つの作品でありながら何人ものデザイナーの手掛けたロボットが混在する。

主人公がゲーマーであることも注目点。リアルにロボット兵器があったらゲームの腕は問われるだろうか。

マイナーロボットアニメの宿命に、フィギュアなどで立体化の展開が少ないことがある。最近発売された作品をみると、70年代から90年代のロボットが人気だということが分かる。

アニメは評価が全てではないと思います。自分の気に入った作品がいい作品と言える風潮があってほしい。

勉強で得意科目があるように、科目として一定のレベルを満たしていれば評価される、そんな仕組みがあるといいと思います。