スパロボ参戦作品 劇場版ガンダムOO

劇場版ダブルオーは2010年公開のアニメ作品。テレビシリーズのその後を描くシリーズ完結編。

ダブルオーシリーズのすべての伏線を回収している。具体的にはソレスタルビーイング設立とその本懐について明きらかになる。

イオリアシュヘンベルグの真の目的は異星生命体、非人類との対話であり、イノベイドの誕生、刹那のイノベイターへの進化はこの目的のためにあった。

異星生命体ELSは、人類と物理的に融合することで直接的に友好を築こうと試みる。しかしこれは人類にとっては生命の阻害にしかならない。刹那たちはELSと真の対話を試みるために最後の決戦に挑む。

主役機のダブルオークアンタは、刹那の理想のガンダムであるガンダムエクシアに似た機体として作成された。

余談として、第1期オープニングに登場するマリナに似ている女性は、刹那のガンダムに対するイメージを表した、いわば刹那の理想の女神という設定がある。

ソレスタルビーイングはテレビシリーズでオーガンダムの太陽路を失っており、ダブルオークアンタはシングルドライブの機体。ダブルオーライザーに比べて当然機能は制限されるが、物議をかもしたのがその戦闘シーンの短さ。10分は戦っておらず、まさに異星生命との対話のための機体といえる。

主題歌が2曲あって、オープニングの「閉ざされた世界」とエンディングの「クオリア」がダブル主題歌となっている。エンディングの後のエピローグで、ダブルオー世界の真の対話が果たされる。刹那はマリナとどんな道を歩んだのだろうか。

とにかくイオリアシュヘンベルグが凄いことがわかる作品。軌道エレベーターは現代に欲しいですね。