ガンダムシリーズ アムロ・レイ

アムロ・レイ(UC0079)を人物評したい。

サイド7の住人だったアムロレイは、隣家のガールフレンドであるフラウボゥしかまともに交流のない内向的な少年だった。

ザクが2体サイドに侵入してきたことで彼の人生は大きく変わる。父でありガンダムの開発責任者であるテム・レイが設計したガンダムに搭乗。

V作戦マニュアルを即座に理解したアムロは初戦闘でザク2体を撃墜する。

シャアとの宇宙空間での戦闘、地上に降りてからの歴戦のエースパイロットたちとの死闘の中で、ニュータイプとしての素養を磨く。

印象的な出会いは、辺境のコロニーで出会ったランバラル、ザクの島のククルスドアンや、ウッディやマチルダ、スレッガーなど。アムロを成長させるだけの交流を経た。

宇宙で星1号作戦に参加するアムロララァスンとの出会いでニュータイプの真価を問う二人。シャアとの因縁はララァの死によって確執に代わる。

アムロが戦争の中で得たものは敵にも味方にも大義があり、人は脆弱でありながら歩みを止めないという価値観だった。

シャアとの決戦で生き延びたアムロは、ホワイトベースのクルーたちに迎え入れられ、帰る場所の意味を知る。

過ちがあっても人は時を進め、生まれ、子を育てて繁栄していく。失った者たちの犠牲の先にも未来はある。1年戦争という激動の時代を経たアムロは大きく成長した。

UC0080以降、アムロには軟禁生活が待っていた。しかし行く先はUC0093の英雄への道に続く。なぜならアムロには敵味方の概念を超えた仲間たちとの絆があったからだ。