はま寿司 独自性と店舗数

ゼンショーホールディングスのはま寿司は2010年代に急激に店舗数を増やし、いまや回転ずしチェーン最大規模の店舗数を誇る。

2010年代は回転ずしチェーン激戦を経て、いまや各戦略で独自性を醸す一大競争の様相を呈する。

はま寿司の特色は、オートメーション化された注文専用レーンの独創性にある。

単純にレーンに寿司を直接流さない。注文されたものだけレーンに流れ、それを客が取るシステム。

メリットは廃棄の完全撤廃と、新鮮な寿司だけを食べることが出来ること。客側は目当てのメニューを頼んで普通に食べ、店は廃棄に悩まされない。

このシステムと逆行するのがスシローである。非注文商品を客が気まぐれに取るという従来のシステムを採用している。

くら寿司では鮮度くんが寿司を保護しているためより顕著。流されている非注文商品を取る客も多い。

はま寿司では客の受付も完全オートメーションで、客が人数を入力、座席はテーブルかカウンターかを選び、発券された小紙の指示に従い席に着くという手法をとっている。

はま寿司の利点は何度も言うように、オートメーション化されたシステムにある。注文した寿司だけをとるシステムは合理的で廃棄ロスにつながる。

回転寿司で皿の色を気にしながら食べたことがある人は多いだろう。高額皿を気にするのは日本従来の文化だった。

個人的にあらゆる業界で食べ物の廃棄ロスを減らしていってほしい。必要な量だけ消費するのが環境への配慮だと思う。