スパイダーマン誕生を扱った前作の続編。
スパイダーマンことピーターの未来を占うストーリーが展開される。
前作より進化した映像技術が見どころ。スパイダーマンが電車の暴走を止めるシーンは特にリアルだ。
ヒロインとの関係に一区切りつく。また親友のハリーにも葛藤が生まれる。スパイダーマンという使命を優先するピーターが辛そうにもみえる。
メインテーマの「大いなる力には大いなる責任が伴う」をさらに考えさせられる。敵のオットーは力を制御できなくなったマシンになってしまう。オットーは最終的に力を制御して、責任を果たす。このたたかいは親しい学徒であったピーターにも試練だったことだろう。
スパイダーマンの力を手にしたのは偶然だが、誰かを救うかはピーターが向き合うことだという選択がテーマのひとつだ。
いかなる困難も、信じて支えてくれる誰かがいるだけで乗り越えることができるという、希望に満ちたエンドも見どころだ。
個人的にこのシリーズのスパイダーマンスーツが一番しっかりしていると思う。漫画版スーツをうまく近代的にアレンジしている。スパイダーマンのスーツは無限のバリエーションがあるので、他のスーツも調べてみよう。