ロッキー(映画)

シルベスタスタローン初主演のボクシング映画。

ロッキーは、格下と戦う下級ボクサー。平日は借金の返済をあっ旋する不良でもあった。しかしある転機が訪れる。

無敗のプロボクサーであるアポロは、下級ボクサーに自分と戦うチャンスを与える企画を考える。

企画に選ばれたロッキーは、人生最大のチャンスをつかむため練習を重ねる。

汗臭いボクシング映画という印象がある。しかしそれは試合シーンだけだ。根底にあるラブロマンスと心理描写が作品を支える。

ヒロイン、エイドリアンとの青春がメインだ。ロッキーの人生最大の試練を影で見守るだけではない。ロッキーにとって人生の原動力に変わっていく。

本格的なファイトシーンはレベルが高い。アポロとの試合は手にあせ握るせめぎあいだ。ラストにロッキーが勝たないのもいい演出だ。それによって次回作の期待を高めることになる。

ロッキーの練習シーン、その努力は勇気が湧いてくる。挑戦することの大事さを感じる映画だ。