オンドゥル語というネットスラングを生み出した。しかしそれだけが魅力ではない。
仮面ライダーとして戦うことの重責をテーマにしたストーリーは、シリアスで見ごたえがある。ライダーたちが試練を乗り越え、真の敵と戦う終盤の盛り上がりは一見の価値がある。
明るい話とシリアスな話の落差もいい塩梅だ。登場人物の性格が、暗めになりがちなストーリーを和らげている。
仮面ライダーがトランプカードモチーフの武器で戦うのも斬新だ。カードの組み合わせで様々な技を繰り出す。
前述のオンドゥル語だが、終盤はかなりかつぜつが良くなっている。聞き取りやすいし演技力も向上している。
仮面ライダーの特徴に、怪人と同じ能力を持って戦うライダーが多いことが挙げられる。ブレイドでも仮面ライダーカリスが怪人の出自だ。
ラストまで視聴すると評価が変わる作品だ。ライダーたちの魂が見どころの名作と言える。