最強ボクサーとして栄華を極めるロッキー。しかし最大の悲しみと苦難が待ち受ける、シリーズ3弾だ。
ミッキーとの別れ、そして屈辱の敗北が同時に訪れる。ボクサーを辞めるか考えていたロッキーだが、ライバルであり死闘を繰り広げたアポロにより奮起する。
ボクシングスタイルを一から見直して再戦に挑む姿は、ロッキーの再チャレンジを告げる。
満を持して行われた再試合では、機動力を生かしたスタイルで過去の自分を越えることに成功。見事対戦相手のラングに勝利する。
ミッキーはこの後のシリーズでもロッキーの心の拠り所となる。その教えはいつまでも魂に残っていく。
アポロのトレーニングに否定的だったロッキーが、徐々に心身を回復させて戦えるようになっていく。失われたかけがえのない信念は、いつか当人を奮い立たせる原動力となる。
ロッキーが後半からムキムキになるのがシリーズ伝統だ。並みの鍛え方ではなく、役者は毎回ハードトレーニングだっただろう。