近代日本は、焼き魚が不人気だ。
理由はもちろん肉のほうが需要があるからだが、調理が大変なのも原因だ。
加熱用の魚は切り身で売っているが、魚の形を崩さないためにグリルやフライパンでじっくり焼く必要がある。
魚焼きのグリルは洗うのが非常に面倒だ。焼くときの数倍の労力を要する。
それらを含めての人気のなさなのだろう。EPAが豊富な魚は健康的な優良食材だ。食べないのは惜しい。
おすすめの調理方法は、サンマやアジならオーブンだ。魚焼きグリルより簡単に洗える。オーブンがない場合は、フライパンに水をひいて煮るのが簡単だ。
学校給食で焼き魚がでるとハズレと言われていたが、調理担当が苦心して作っていたのがわかる。
スーパーに並んでいる魚が買われなければ消費されない。海の生態系を崩しているのだから、食べなければよくない流れとなる。
消費と供給は人類の手で責任を持つべきだ。いつかは数を減らした魚が元気に泳ぐ海に戻していこう。