ゴジラファイナルウォーズ

ゴジラ50年の歴史に区切りをつけた記念碑的作品。ストーリーはSF、さらにアクションが本格的。

人類とゴジラの決戦が勃発、その戦いで轟天号は氷河にゴジラを閉じ込めることに成功する。

時が過ぎ、人類軍は新人類だけで構成されたミュータント精鋭部隊を結成。群発する怪獣災害の対処に充てる。

しかしこれは地球侵略を企てるX星人の罠だった。ミュータントと怪獣たちを操るX星人と、怪獣王ゴジラの決戦が始まる。

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↑(wikipediaより)

ゴジラ人気衰退を受けて、東宝はシリーズを一旦休止するという決断を下した。国産ゴジラ最後の勇姿をアクション重視で撮影したのが本作。

歴代最強のゴジラがライバル怪獣を蹂躙する無双っぷりが魅力。過去作の強敵を熱線や尻尾でなぎ倒す。だいたいの敵を一撃で倒す姿は爽快の一言。

 

懐かしの怪獣が一通り登場するので、一度でもゴジラ作品を見たことがあれば琴線に触れるだろう。

賛否両論なのが、人間同士のアクションシーンが多すぎる点。展開がややシュールなのも好みが分かれる。

本編で全ての怪獣を打ち破った後、ゴジラは人類に仇なさなかった。息子のミニラがそれを止めたのだった。憎しみを捨てた親子は、背を向け凱旋。ゴジラとの戦いに区切りがつく。

近年の、ゴジラVSコングなどの海外展開は好評。国産ゴジラがまた賑わう日が来るか、今後が正念場だと思う。