ランボーはスタローン主演脚本の映画。
戦争後遺症の兵士の孤独に迫るアクション映画で、ロッキーに続くヒット作と話題になった。
ジョン・ランボーはとある駐留地で尋問を受ける。ランボーは錯乱し尋問官に反撃をしてしまう。
それをきっかけに多数の警官と衝突、さながら戦争になる。
ランボーは最終的に警官たちに追い込まれ、投降を余儀なくされる。
ランボーの口から語られた真実は切実。
過去に戦争で使い捨てにされた兵士たちは、日常に馴染めず理不尽を課せられていた。
友人が戦争後に爆弾で命を落としたこと、自分の中ではまだ戦争は終わっていないことを語る。ランボーそう独白して投降する。
戦争の犠牲者は兵士でもある、という部分に題材を絞った映画。
命をかけて戦った兵士が、終戦後は厄介者だと切り捨てられる現実を描写している。
ランボーのアクションシーンが主だが、最後の独白には、当時の世界紛争が抱える闇の部分に迫る演出がある。
シリーズは全部で5作品あるが、2と3はアクション大作の側面が強い。
1のシリアスな主人公像から、2、3のヒーロー路線に変遷を経るのも醍醐味と言える。