ラスト・アクション・ヒーロー

アーノルドシュワルツェネッガー主演のアクションコメディ映画。

魔法のチケットで映画の主人公(スレイター)と悪役がいる世界に少年がワープする。現実とは異なる法則に悩むが、スレイターの相棒として行動するうちに打ち解けていく。

中盤以降は、敵が現実に干渉する方法を知り、少年とスレイターはそれを追いかける。架空の悪人が町を脅かすのを止めるためにたたかう。

ジャンルは確実にコメディだ。メタ話や映画のお約束をパロディしている。

スレイターの過去を払拭する姿は勇気を感じる。空想の存在がリアルに現れてしまったら、というテーマを扱う映画でもある。誰もが考えたことがあるはずだ。

終盤に死をつかさどる死神が現れるが、大昔の映画の存在だ。あらゆる架空のキャラクターがだれかの想像から生まれる。

映画マニア少年の夢がかなうチケットだが、少年はそれを破棄した。それぞれの世界線で生きるべきだと思ったのだ。

90年代映画はコメディが多い。シリアスな作品もいいけど、気楽に見られるコメディもおすすめだ。