「トワイライトゾーン」は英題「ミステリーゾーン」。海外の連続ドラマだ。
オムニバス形式で、1話ごとに異なるエピソードが展開される。
語り部の男が毎回現れ、物語の世界へ視聴者を誘う。
話の根幹は、怪奇から不思議まで多岐にわたる。全く関連性のない登場人物が毎回、話ごとに異界への扉をたたく。
エピソードの一例「生と死の世界」
シェルターを備えた自慢の家でパーティー。おあつらえ向きの富裕層の日常が、非日常に変わる。
原因不明の飛行物体が町を襲うというラジオ放送がかかる。シェルターに群がるパーティー参加者たち。しかし全員はかくまえない。
シェルターを奪い合う参加者。シェルターの扉を破壊するまでに至るが、直後に放送は誤りだったという知らせが聞こえる。
シェルターを独占しようとしたこと、そして争ってしまったことを悔やむ人々。彼らはお互いに苦い結果を残した。
現代海外ドラマの礎を作った作品だ。オープニングがホラーっぽいため敬遠されがちだが、メッセージ性は依然衰えないマスターピース的な作品といえるかもしれない。