アニメ？子供とオタクの見るものでしょ？という方にお勧めの作品を勝手に紹介。
紹介するのは
3僕だけがいない町
4蟲師
1,まず四畳半神話大系から。大学生活を納得いくまで何度もやり直すという内容。主人公がすべてを諦めて引きこもるところが真のスタート。オタク臭さがない作品で、悪友にそそのかされて人生狂ったと思ってる人には共感できる内容。納得のいく人生などなく誰もが運任せで時に理不尽な現実の延長を迫られるが、自分次第で人生は修正ができると考えさせられる。
2,次に東のエデン。
主人公がガラケーを持たされてあるゲームに参加させられる。巨額の資産をもとに日本の体制を変えるべく集められたほかのライバルとの頭脳戦。バトル展開になるかと思ったら、実際は日本人の湿っぽさと恵まれなさに対峙する若者の視点で物語が綴られる。序盤はミステリアスな主人公が劇場版まで見ると血の通った人間に見える。バブル崩壊後の日本に生きる若者たちが大人の尻拭いをさせられるというテーマが一環として描かれる。
3,僕だけがいない町はタイムスリップアニメ。主人公は条件を満たすと過去へ「リバイバル」（再上映）という能力で過去の自分へダイブできるという能力を持つ。サスペンスの要素が強く、意外な人物が黒幕。この作品は境遇を変えるためには時に相手の領域に踏み込まなければならないという、そこに至れない現実とのジレンマを描く。ラストが実写映画、漫画、アニメで異なり、アニメのラストは屈指のハッピーエンドといえる。
4,蟲師は古事的で神秘的な世界観のアニメ。蟲と呼ばれる異形に関する事件に関わる青年の行動を描く。音楽が秀逸。基本的に主人公はヒーローではなく蟲のスペシャリストでしかなく、蟲の対策以外の問題は自分たちで解決するべきというスタンスを貫く。自然と強調しながら生きていた過去の人間社会の雰囲気を十二分に醸し出している。
